新築をやめて、節約して二世帯住宅のリフォームに・・・間取りはこのようになりました
我が家のマイホーム問題は、実家を二世帯住宅にリフォームして親世代と同居するという結論になりました。
では、どのようなリフォームとなったのか、希望は叶ったのか等、具体的に記事にしたいと思います。
同じような二世帯住宅リフォームについて、悩み・疑問を持たれている方の参考になれば、嬉しいです。
子供の机で開かなくなった押し入れ扉、散乱する衣服や子供の勉強道具…
いよいよ、子供が大きくなってきたので、2DKのアパートは手狭となってきました。
そして、迫りくる両親の高齢化など、周りの環境も併せて問題となっていました。
色々思い悩んで、実家を二世帯住宅にリフォームし、親世帯と同居する事となりました。
では、どういった経緯で実家を二世帯住宅にリフォームする事になったのか…
新築、マンション賃貸等々選択肢を整理して、「家は負債である」という事を頭に置いて、新築をやめて実家をリフォームする事に。
詳しくは、こちらの過去記事をご覧ください。
そして、一生に何度もない、一大イベントを任せる施工会社をどうやって決めるのか
詳しくは、こちらの過去記事をご覧ください。
リフォームのビフォーアフター
リフォームして、実際にはこのような間取りとなりました。
【2階リフォーム前】
【2階リフォーム後】
では説明に移りたいと思います。
以前の記事でリフォーム依頼先に要望をした内容に沿って、説明を進めていきます。
「玄関のみ共有の完全分離」の要望はどうなったか
●玄関のみ共有の完全分離
共有部分が少ない分、金額的に高くなるが、将来的に考えて両親との生活接点を少なくする事が、子世帯のストレスを軽減する事になると思うので、節約も大事ですが、ここはお金をかけようと思いました。
1階は両親が生活しているため、2階を子世帯の生活スペースにしようと考えています。
と、このように思い描き、要望しました。
その要望通り、
キッチン、洗面、浴室、トイレと新設して、完全分離の二世帯住宅にリフォームとなりました。
共有部分が少ない分、それだけのお金はかかったのですが。
同居して半年以上経過していますが、両世代とも問題なく生活できています。
ストレスフリーをお金で買ったようなイメージです。
「リフォームはオーソドックス」の要望はどうなったか
●リフォームはオーソドックス
特に奇抜な部屋作りや間取りではなく、普通の一戸建てやマンションのような感じで良い。そこには何もこだわりは無く、住むのに機能的であるなら満足なので、お金を使わないようにしたい。
と当初に要望しました。
図面を見ていただければ分かると思いますが、ほとんど間取りにこだわりは無く、マンションの一室のような子世帯スペース。
この間取りには、全く不満はありません。
「収納スペースは多めに」の要望はどうなったか
●収納スペースは多めに
ハイツでは、収納スペースが少ない事もあって、物があふれてしまい、乱雑な部屋になってしまってました。
新居では、見た目スッキリな部屋にしたい。
と要望していました。
リフォーム後はどうなったか…
図面のピンク斜線部分が備え付けの収納スペースとなります。
順に説明していきますと、
リフォーム前に色々調べましたクローク類…
- ウォークインクローゼット
- パントリー
を設置しました。
この収納は本当に良かったです。
スペースがあれば、是非設置をおすすめします。
部屋の片付き度合いが全く違うのです。
その他には、
- ダイニングチェアの代替となる畳が丘
- デッドスペースに設置したミニクローゼット
- 同じくデッドスペースのキッチン角天井部の壁掛け棚
これらの収納も大活躍です。
荷物を綺麗に出し入れしやすく収納できます。
畳か丘については、過去記事に詳しく紹介しています。
よろしければ、ご一読ください。
「メンテナンスは極力不要に」の要望はどうなったか
●メンテナンスは極力不要に
掃除が行き届かない事もあって、特に水回りなどは汚れが目立っていました。汚れがつきにくい設備にしたい。
と要望していました。
施工会社がパナソニックと提携していましたので、キッチン、トイレ、浴室共パナソニックで統一しました。
汚れにくい素材で作り込まれていて、かつ自動洗浄機能もあったりして非常に便利です。
これにも満足しています。
「嫁さんの家事負担軽減の設備導入」の要望はどうなったか
●嫁さんの家事負担軽減の設備導入
当然ながら我が家は共働きをしているため、嫁の家事負担を軽減してあげたいこともあり、キッチンには食洗機、浴室には浴室乾燥機を設置してあげたい。
と要望していました。
予定通り、食洗機、浴室乾燥機を設置しました。
また、嫁さんの立ち仕事を軽減するために、専用デスク(カウンター)と椅子を設置。
書き物が好きなので、単に座る事もできるし、料理(火加減等見ながら)をしながらデスクでの作業もできるようにと、依頼しました。
「子世帯浴室位置」の要望はどうなったか
●子世帯浴室位置
親世代と子世帯では生活時間が違うので、1階親世代寝室の上に2階子世帯浴室を設置しない。両親からの苦情が出る可能性が高い。
と要望していました。
これも要望通り、極力距離をとってもらいました。
最初はトイレと浴室が反対の位置でした。
「遮熱対策」の要望はどうなったか
●遮熱対策
夏は2階は暑いので、クーラー以外での遮熱対策をしたい。
この要望は、叶えられなかったというか、予算の関係でできなかった…
リフォーム前はサンルームであったので、窓スペースが異様に大きい。
そのため、外の熱が効率的⁈に入ってきて、めちゃくちゃ熱いのです。
ペアガラスにリフォームしたかったのですが、ここまでの予算が無かったため、日よけを取り付けています。
日よけの記事、よろしければ過去記事をご覧ください。
「タンスのスペースの確保」の要望はどうなったか
●タンスのスペースの確保
嫁入り道具の立派なタンスが3つあります。嫁自身は処分しても良いと言ってるのですが、とんでもない。嫁のご両親や祖父母の思いが詰まったタンスは処分できません。
あまり余裕は無いと思いますが、何とか収納できるスペースを設定したい。
と要望していました。
この位置にタンスを置きました。
設計寸法と実際の寸法が若干違う等、色々と問題がありましたが、何とか整理ダンス、洋服ダンスとも収納できました。
これで、嫁さんの実家に対しても一安心です。
リフォームで叶わなかったこと
柱が撤去できなかった
ダイニングの柱(〇印)が撤去できなかった…
これは構造上仕方なかった。
無理に撤去して、家の強度を下げる訳にもいきません。
ただ、図面上では食事に困るのではないかと思うイメージですが、実際にはさほど気になる事もなく、自然に困る事なく生活できています。
まとめ
いかがでしょうか。
我が家は、このようなリフォームの間取りで、二世帯同居をしています。
共有部分が少ないので、完全分離型は一部共有型よりは工事費は割高となりましたが、
- 世帯間トラブルを可能な限りゼロにする
- 新築より工事費は格安
というメリットがあります。
長期的な目で見ると、良かったのではないかと思います。
当初の要望がほとんど叶えられたリフォームとなったので、気持ちよく満足して生活できています。
この記事が同じような境遇の方の参考になれば幸いです。